今回は、フィッシュボーンの研究を書きたいと思います。フィッシュボーンの前にも一つ、ウイングスライダー(旧:タイファイター)というエリアがありますが、あまり「これだ!」という攻略法がなく、重心をあまり前傾姿勢にならないように、前を向くこと以外、意識することもないと思っているので、割愛したいと思います。
一周するのに約6秒かかるフィッシュボーンは、一周まってしまうだけで大きくタイムロスをしてしまいます。それの悪い例は、第36回大会のジャニーズJrの「Snow Man」岩本照さんだと考えています。フィッシュボーンを2周させてしまい、それが最後までひびき、壁を悠々上ることができる力を残したまま、タイムアップになってしまいました。私は他にも、タイムロスしてるところがあったとは思いましたが、(ドラゴングライダー前の順逆のイメージ・そり立つ壁での上る手前の一呼吸)どれも岩本さんにとっては、ルーティーンのようなものだと見て取れることができます。なので、フィッシュボーンの攻略の仕方に難があってはタイムアップに近づいてしまうなと思わせられたシーンでした。
フィッシュボーン攻略は、大きく分けて二つあると思っていて、それは
- 一番最初の2本連なっている手前を行く方法
- 一番最初の2本連なっている直後を行く方法
です。どれもキーになってくるのは一番最初の2本の連なっているところです。それは、上の画像でいくと2本目の足場のすぐ上のものとその手前のものになります。
これの手前か直後の二種類が主流です。ほかにも、選択肢はあると思いますが、私はこれ以外の方法は知りません。別にこの2種類で事が足りています。
1つ目の方法は、足場のどの位置でも止まることなく駆け抜ける方法です。左足を足場の上に置いて設置し(2つ目の足場と4つ目の足場を右足で着くと少しだけ棒をかわしやすくなるため)、例の2本の連なる棒が来る前に、自分の足を置いている足場の上を通過する棒を見送った直後にスタートして、素早く4つの足場を超えていきます。2つ目の足場と4つ目の足場は少しだけ、突っかかるリスクがありますが、途中で止まるリスクがないため、私はこちらの方法で攻略するつもりです。
この方法は、パルクール指導員の佐藤さんとわたしの一押し、東北の星:多田さんが主に使用している方法です。
2つ目の方法は2つ目の足場で一回一呼吸を取ってから行く方法です。こちらも1つ目の時と同じで、待つときは左足を足場に乗せておきます。(この場合はどっちの足でも可。しかし、奥に入ろうとして手前に入ってしまったときの対処法として私は左足設置をおすすめ。そんなことはないと思うが、念には念を。)あとは2つ目の足場で次の3つ目の足場の上を棒が通過するのを見届けると同時くらいに、3つ目の足場に移動して止まることなく、最後の足場に移動します。最後の足場は棒と棒の間を抜けながら足場に乗る感じだったと思います。この方法のキーは2つ目の足場でしっかり待てるかどうかです。1つ目と3つ目の足場は少しだけ先端が柔らかくなっていますが、2つ目と4つ目は柔らかくないので、しっかりと待つことができると思いますが、両足を足場の上に乗せれるほど大きくないので、私は片足で耐えたほうが良いと思っています。
さらに、もしできるのであれば、重心の移動で少しずつ前傾姿勢にもっていきながら、棒が通過するのを待つことができれば、スムーズな足の運びができ、4つ目もすんなり抜けることができます。
そして、これは、2つの方法に共通ですが、もし4つ目の足場の位置で棒に引っかかったとしても、前傾姿勢を保っていれば慣性がきいて体を岸にもっていくことが可能かもしれないので、視界の端に棒がみえて「これはあぶない!」と思ったら、ダイブするような気持ちで行くべきだと思います。厳密には、足場を飛び越えていくことは、禁止されているので、あくまでもダイブするような気持ちでです。(笑)
そして、絶対やってはいけないフィッシュボーンのやり方は、棒を腕等で抱え込んでしまって、空中に宙づり状態になることです。スタッフさんの方がフィッシュボーンを止めてはくれますが、危ないです。そして、最悪の場合、選手が怪我をしてしまいます。そうなると、もしかしたら番組自体が終わってしまうおそれがあるため、これだけは絶対やらでほしいです。そんなSASUKEの終わり方は死んでもいやです。
しかもこれは、一番最初に選手全員でルール説明をする際に、うるさいくらいに毎大会言っていることだと聞いています。それでも毎大会1人は必ずいるときいています。。落ちたくないという気持ちはわからなくもないですが、もし、上にいって落ちてしまったらと、少しだけでも考えてほしいです。
まあ最後は、攻略ではなくなってしまいましたが、今回はフィッシュボーンの研究を書かせてもらいました。色々考えることが多いフィッシュボーンですが、最後はやはりバランスが重要だと思うので、そういった基礎的な能力も一緒にトレーニングしていけば落ちるリスクは減っていくのだと思います。