今回は、スパイダードロップについて書いていこうと思います。
スパイダードロップは第30回大会から登場したエリアで、壁が抜けているところ(黒くなっているところ)に手や足をつかずに下の壁に移動するエリアです。このエリアの難しいところは、一度足を投げ出して、上の壁には手だけで下の壁は足だけで耐えなくてはいけないところです。
一度空中に足を投げ出すときには、片足ずつ壁から離していけば、少しやりずらさがあるかもしれませんが、落ちるリスクは両足を同時に空中に投げ出すよりも格段に下がります。さらに、できるだけ足の近くに手を持ってきてから、足を空中に投げ出すようにすれば、空中での重心の移動ができるだけ最小限に抑えられて、空中姿勢が安定します。
逆にこの空中姿勢を安定させないと手のほうに大きな負荷がかかり、足がしっかり設置せずに手の力が尽きて抜けてしまい、滑り落ちることにつながってしまいかねないので、注意が必要です。
次は手と足が同時に壁についているときの注意点です。手と足が同時についている状態は実に力が入りずらい状態になっています。そのため、いそいで足に体重を乗せようとしてしまって足がしっかり踏ん張れていない状態で手の力を緩めて落下してしまうことがあるので、しっかりと冷静さを欠かさずに、足がしっかり踏ん張れたと思ってから手の力をゆっくり離していくといいと思います。
最後は、手を離した後最後の壁に手を付けずに足場に到達するか、最後の壁もスパイダーウォークのようにしっかり手を付けて数歩歩いてから足場に着地するかの二択になります。自分は最後もスパイダーウォークの要領で行く予定ですが、その時に少し注意が必要だと感じていて、ドロップするところの壁で奥に(足場より)手をつきすぎてしまうと、ドロップした後の壁は少ししかなくなり、手をつけるスペースがないので、もし奥に行き過ぎてドロップしてしまった場合は足のみでけって、足場に着地するのが良いと感じます。
これは逆のことをやろうとしたときにも言えることですので、臨機応変に両方できるように、また「やべっ失敗した」と思ってから切り替えられるように頭でシミュレーションしておくことも大事だと思います。
このドロップもスパイダーウォーク同様、練習する場所があまりないため、公園などや建物と建物の間が絶妙なところがあればそこを練習場所とするのもいいかもしれません。人の目が気になる場合は速やかにやめることをお勧めします。