今回は、パイプスライダーについて書いていこうと思います。
パイプスライダーは、初登場した第2回から今大会までずっと3rdステージの最後のエリアに君臨しています。私の中では山田克己さんのパイプスライダーがすごく印象的で特に第10回大会の「闇夜に山田一人ぼっち」からの「俺にはSASUKEしかないんですよ」の名言は今見てもすごくくるものがあるなと感じます。
まあミスターSASUKEならぬミスター水曜日のダウンタウンはさておいて、パイプスライダーの自分なりの解説をしていこうと思います。パイプスライダーの一番難しい部分は最後の飛び移りなので、そこの解説になります。それでは早速内容のほうに移ります。
色々な方が色々な手法でパイプスライダーを攻略するなかで、私が特に落ちる気配がしないとな感じる人は、森本裕介さんです。一度だけ第29回大会で落ちてしまってはいるのですが、その当時のフォームと今のフォームとでは決定的に違う部分があったからだと今は感じています。そのことについて触れる前に、何点か気をつけるべき点を挙げていきます。あげる点としましては、
- 手の意識
- 頭・脚の位置、関係性
- 体のそらし
です。手の意識に関しては、少し説明しずらいのですが頑張って理解してもらえるとありがたいです。まずはパイプはただ単管に乗っかってるだけということを理解してください。なので、普通にぶら下がるとパイプが回ります。ですが、このパイプ自体が回ることが重要になってきます。ギリギリまでパイプを持っていくところまでは同じでそこまで持っていったら、体を振る前に手に意識をおきます。この手の意識というのは、手首をできるだけ前に傾けるということです。これは体を振っている時に後ろにいかないようにするために行います。これを意識するのとしないのとではすごい差が生まれます。ほんとにパイプが後ろに下がりにくくなります。
次に頭・脚の関係性についてです。この私の解説は森本さんのフォームを参考にしてお話ししております。そのためこの頭・脚の位置、関係性も森本さんのフォームのお話になります。森本さんのフォームを試したことない方はこの機に挑戦してみてください。ちなみに私は昔は森本さんのフォームとはかけ離れていましたが、最近森本式を真似てやっています。この森本式フォームに変えてからはどんなに疲れていても、よっぽどのことがない限り落ちないところまで安定するようになってきました。なので、ぜひ森本式を挑戦してみてください。
余談が少し長くなって申し訳ありませんが、頭・脚の位置、関係性の説明に入っていきます。まずは頭の位置です。足が前にある時は、腕の後ろ、足が後ろにある時は腕より前に頭を持っていきます。以下の写真の通りです。
この時注意する点は、腕を曲げないということです。森本さんは一度このエリアで落ちていると言いましたが、落ちたときのフォームは最後の体を飛ばすところで勢いをつけようとして腕を曲げてしまい、逆に力をうまく伝えることができなくて、リタイアしてしまいました。こちらがその写真になります。
違う大会なのでカメラアングルが違いますが、この画像の比較だけでも足の高さの違いが明確にわかります。この前にふる動きは、足をあげるというイメージではなく、体をL字になるようにして頭を後ろにそらすイメージで勝手に足が上がるようにします。最後の陸地に飛び移る時も飛び移る前はこの形になっています。
最後の重要な点は、下半身が後ろにいった時に体をそらすことです。これをやらないと体がパイプごと後ろに下がってしまい、余分な力を使わなければいけなくなってしまいます。上記の写真にあるように、この時は頭を自分の腕の前に持っていき、胸をはる、または肩をいれるというような動作をします。それにより後ろへの力を逃します。最初は難しいので動かない鉄棒等でやることをお勧めします。
いかがだったでしょうか。自分はこの方法に出会う前は、苦手なエリアだったのですが、この方法に変えたところほぼ百発百中ぐらいまでいくことができたので、ぜひ参考にしてみてください。